「普通の日本人」って何だろう？「普通」という言葉に何が含まれるのか難しいので、当然「普通の日本人」の定義も難しいんだけど、この言葉ってよく「真実にきがついていない日本人」「何も考えない日本人」「権威のいいなりで反抗しようとしない日本人」そんな意味で使う人たちがいるよね。
例えばこれ。
このポストでは、「私はそうではないよ。」の意味が含まれており、自分自身を普通ではない日本人と考えているのもこのような人たちの特徴。せめて自戒も含めて「普通の日本人」を嘆いたり、憂いたり、笑ったりするならまだわかるのだけど、明らかに自分以外の「普通の日本人」を見下しての発言なんだよね。
「日本人自身が自らの属する日本人という属性をまとめて同一視するのは差別じゃないんだ」ってもよくある主張だけど、自分を例外とした上で「普通の日本人」という属性で一まとめにしてステレオタイプを当てはめる。それは法的な差別の定義に当てはまらないだけで思考自体はまさに差別そのものと言っていいんじゃないかな。「普通の日本人」にはいろいろな個性がありそれぞれの思考があり様々な人格が存在する。そんな簡単なことを否定しちゃってる。だけど、このような人たちはどうにもそれを理解できないようで、他のポストでは平気で「差別反対！」を主張してたりする。なんでその矛盾に気が付かないんだろう。
そもそも彼らが否定的な「普通の日本人」って何だろう？
政治に関心がないのが普通？
政府や権威に疑いを持たないのが普通？
民主主義に否定的なのが普通？
どれも違うような。。。
ワイの考える普通の日本人はネガティブな意味もポジティブな意味もない。当たり前の人たち。
金持ちも貧乏人も政治に関心のある人もない人も、それぞれが個性と人格と持ち合わせた人たち。
特別な才能を持たず特別な環境にいない、ただ日本人というアイデンティティを共有する人たち全てが「普通の日本人」じゃないのかと思う。
それにステレオタイプを付与してまとめて同一視する。なんともおかしな話だわ。
少なくともワイは「気がついた日本人」「特殊な日本人」にもなりたくはないかな。「普通の日本人」の中で「普通の日本人」として暮らしたい。
くらっきー
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